2025.11.15
楽天ディスプレイ広告とは?大規模露出で売上を伸ばす戦略を徹底解説
楽天市場で本格的なブランドマーケティングを展開したい店舗にとって、「楽天ディスプレイ広告」は大規模な露出とブランド認知度向上を実現する強力な広告ツールです。
楽天ディスプレイ広告とは、楽天市場のトップページやカテゴリーページなど、アクセス数の多い目立つ位置に掲載される純広告であり、短期間で膨大なトラフィックを獲得できます。
この広告を活用することで、新商品の大規模な認知拡大、楽天スーパーセールなどのイベント期間中の売上最大化、ブランドの存在感向上など、戦略的なマーケティング目標を達成できます。
本記事では、楽天ディスプレイ広告の基本的な仕組みから他の広告メニューとの違い、主な広告枠の種類、活用シーン、効果的な運用のポイントまで、実践的に解説します。
大規模な広告予算を投下できる店舗や、短期間で爆発的な露出を獲得したい事業者にとって、楽天ディスプレイ広告の可能性を最大限に活用するための重要な知識が得られる内容となっています。

目次
楽天ディスプレイ広告の基本
楽天ディスプレイ広告は、他の楽天広告メニューとは異なる特性を持つ、大規模予算向けの純広告です。
楽天ディスプレイ広告とは
楽天ディスプレイ広告は、楽天市場のトップページ、カテゴリートップページ、特集ページなど、アクセス数の多い目立つ位置にバナー広告を掲載する純広告サービスです。

RPP広告やCA広告、TDA広告がクリック課金型のセルフサービス広告であるのに対し、ディスプレイ広告は期間と掲載場所を指定して広告枠を購入する買い切り型の広告です。
楽天市場の最も目立つプレミアムな広告枠に掲載されるため、短期間で膨大な露出とトラフィックを獲得できます。
広告費は比較的高額で、数十万円から数百万円の予算が必要となるため、大規模な広告投資が可能な店舗向けのメニューです。
料金体系
楽天ディスプレイ広告は、掲載場所と掲載期間に基づいた買い切り型の料金体系です。
▼期間保証型
特定の期間(例:1週間、1ヶ月)、指定した広告枠に掲載される形式です。
期間中の表示回数に関わらず、固定の広告費が設定されています。
▼料金の目安
掲載場所やサイズ、期間により大きく異なりますが、以下が一般的な目安です。
・小規模な広告枠:数十万円〜
・中規模な広告枠:50万円〜150万円程度
・大規模な広告枠(トップページメインバナーなど):数百万円〜
楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどの大型イベント期間中は、通常時よりも料金が高額になる傾向があります。
他の広告メニューとの違い
楽天ディスプレイ広告は、RPP広告、CA広告、TDA広告とは多くの点で異なります。
| 種類 | ディスプレイ広告 | RPP | CA | TDA |
| 料金体系 | 枠の買い切り | クリック課金インプレッション課金 | クリック課金インプレッション課金 | クリック課金インプレッション課金 |
| 規模 | 数十万円〜数百万円 | 1日数百円〜 | 1日数百円〜 | 1日数百円〜 |
| 掲載場所 | TOPページ等 | 主に検索結果 | 主に検索結果 | 楽天市場内外の様々な箇所 |
| 目的 | 短期間での膨大なトラフィック獲得直接的な売上拡大 | 直接的な売上拡大 | 直接的な売上拡大 | リターゲティング |
主な広告枠の種類
楽天ディスプレイ広告には、様々な掲載場所とサイズの広告枠があります。
楽天市場トップページ広告
楽天市場のトップページは、楽天市場内で最もアクセス数が多いページであり、最もプレミアムな広告枠です。
▼メインビジュアル枠
トップページの最上部に表示される最も目立つ広告枠で、画面の大部分を占める大型バナーです。
膨大なインプレッションとトラフィックが期待でき、広告費も最も高額です。
新商品の大規模な認知拡大や、ブランドイメージの訴求に最適です。
▼トップバナー枠
トップページの上部や中央に表示されるバナー広告枠で、高い視認性があります。
複数のサイズとポジションがあり、予算に応じて選択できます。
▼サイドバナー枠
トップページのサイドエリアに表示される広告枠で、比較的リーズナブルな価格設定です。
メインビジュアルよりも控えめですが、継続的な露出を確保できます。
カテゴリートップページ広告
特定のカテゴリー(例:「家電」「ファッション」「食品」など)のトップページに掲載される広告です。
▼メリット
楽天市場トップページよりもターゲット顧客に絞られているため、より関心の高い顧客にリーチできます。
自店舗の商品カテゴリーに該当する顧客のみに広告を表示できるため、無駄なインプレッションが少なくなります。
楽天市場トップページよりも広告費が抑えられる傾向があります。
▼活用シーン
特定のカテゴリー内でシェアを拡大したい場合や、カテゴリー特化型の店舗に適しています。
イベント特集ページ広告
楽天スーパーセール、お買い物マラソン、楽天大感謝祭などの大型イベント特集ページに掲載される広告です。
▼特徴
イベント期間中は通常時の数倍のアクセスが集中するため、膨大な露出とトラフィックが期待できます。
イベント参加者は購買意欲が極めて高いため、高いコンバージョン率が期待できます。
人気の広告枠は早期に埋まるため、イベントの数ヶ月前から予約が必要です。
▼広告費
通常時よりも高額になる傾向がありますが、その分の効果も極めて高いです。
ジャンル別特集ページ広告
「夏のファッション特集」「母の日ギフト特集」「新生活応援特集」など、季節やイベントに応じた特集ページに掲載される広告です。

▼メリット
特定のテーマに興味がある顧客に絞ってリーチできるため、関連性の高い顧客獲得が可能です。
季節商品やギフト商品のプロモーションに最適です。
楽天ディスプレイ広告のメリット
楽天ディスプレイ広告を活用することで、店舗は大規模な露出とブランド認知度向上を実現できます。
膨大な露出とトラフィック獲得
楽天市場のトップページは1日あたり数百万〜数千万のアクセスがあり、短期間で膨大なインプレッションを獲得できます。
これほど大規模な露出を、他の広告メニューで実現するには膨大な時間とコストがかかります。
ディスプレイ広告により、一気に店舗の認知度を高め、大量のトラフィックを店舗ページに誘導できます。
強力なブランド認知度向上
楽天市場の最も目立つ位置に広告が掲載されることで、「楽天市場で大きく広告を出している」という印象を顧客に与え、ブランドの信頼性と存在感が向上します。
繰り返し広告を目にすることで、「見たことがあるブランド」「有名なブランド」という認識が形成され、購買の際の選択肢に入りやすくなります。
新ブランドや新商品の市場投入時に、短期間で認知度を高める効果的な手段です。
イベント期間中の売上最大化
楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのイベント期間中は、顧客の購買意欲が極めて高まります。
このタイミングでディスプレイ広告を掲載することで、通常時の数倍〜数十倍の売上を獲得できる可能性があります。
イベント特集ページに掲載されることで、「イベントの目玉商品」「注目の店舗」という位置付けを獲得できます。
競合との差別化
プレミアムな広告枠に掲載されることで、同じカテゴリーの競合店舗と明確な差別化ができます。
「楽天市場のトップページに広告を出せる規模の店舗」という印象により、顧客の信頼感が向上します。
広告の掲載自体が、店舗のステータスとブランド価値の向上につながります。
新規顧客層の開拓
楽天市場のトップページは、様々なカテゴリーに興味を持つ幅広い顧客が訪れます。
まだ自店舗を知らない潜在顧客に対して、大規模にアプローチし、新規顧客を獲得できます。
自店舗のカテゴリーに直接興味がない顧客にも露出できるため、予想外の顧客層を開拓できる可能性があります。
楽天ディスプレイ広告の活用シーン
楽天ディスプレイ広告は、特定の状況下で極めて高い効果を発揮します。
新商品・新ブランドの市場投入
市場に新しく参入する商品やブランドにとって、認知度の獲得は最大の課題です。
ディスプレイ広告により、短期間で大規模な認知拡大を実現し、市場での存在感を確立できます。
初期段階での強力な露出により、早期に顧客基盤を構築し、競合に対する優位性を確保できます。
楽天スーパーセールでの売上最大化
楽天スーパーセールは年に4回開催される最大級のイベントであり、顧客の購買意欲が極めて高まります。
このタイミングでディスプレイ広告を掲載することで、通常時では考えられないレベルの売上を獲得できます。
イベント特集ページへの掲載により、「セールの目玉商品」として大きく取り上げられ、膨大なトラフィックが流入します。
季節商品のプロモーション
クリスマス、バレンタイン、母の日、お中元、お歳暮など、特定の季節やイベントに関連する商品のプロモーションに効果的です。
該当時期の特集ページに掲載することで、そのイベントに向けて商品を探している顧客に効率的にリーチできます。
季節商品は期間限定の需要であるため、短期間で集中的に露出できるディスプレイ広告が適しています。
楽天ディスプレイ広告の申込方法
楽天ディスプレイ広告は、セルフサービス型ではなく、楽天の営業担当者を通じて申込を行います。
楽天ECコンサルタントへの相談
店舗を担当している楽天ECコンサルタント(営業担当者)に、ディスプレイ広告の利用希望を伝えます。
担当者がいない場合や不明な場合は、RMSのお問い合わせフォームから連絡できます。
広告枠の選定と見積もり
楽天ECコンサルタントと相談しながら、目的や予算に応じた広告枠を選定します。
▼検討事項
・掲載したい広告枠(トップページ、カテゴリーページ、特集ページなど)
・掲載期間(1週間、2週間、1ヶ月など)
・掲載時期(通常時、イベント期間中など)
・予算
これらの条件に基づいて、楽天側から見積もりが提示されます。
クリエイティブの準備
広告に使用するバナー画像を準備します。
▼クリエイティブの要件
・指定されたサイズ(広告枠により異なる)
・ファイル形式(通常はJPEG、PNG、GIFなど)
・ファイルサイズの上限
・楽天の広告ガイドラインへの準拠
自社でクリエイティブ制作が難しい場合、楽天が提携しているデザイン会社を紹介してもらうことも可能です(別途費用)。
高品質で訴求力の高いクリエイティブが、広告効果を大きく左右するため、プロのデザイナーに依頼することも検討すべきです。
契約と入稿
見積もりに合意したら、正式な契約を締結し、広告費を支払います。
クリエイティブを楽天に入稿し、審査を経て掲載が開始されます。
人気の広告枠(特にイベント期間中)は早期に埋まるため、希望の時期に掲載したい場合は数ヶ月前から予約が必要です。
効果測定とレポート
掲載期間中および掲載後に、楽天からパフォーマンスレポートが提供されます。
▼主な測定指標
・インプレッション数(広告表示回数)
・クリック数とクリック率
・広告経由の売上
・広告経由の新規顧客数
これらのデータを分析し、次回の広告出稿時の参考とします。
効果的な運用のポイント
楽天ディスプレイ広告で成果を最大化するには、戦略的な計画と準備が不可欠です。
戦略的なタイミングの選択
ディスプレイ広告の効果は、掲載するタイミングにより大きく変わります。
▼効果的なタイミング
・楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのイベント期間中
・自社商品の需要が高まる季節(例:冬物衣料は秋〜冬、扇風機は春〜夏)
・ギフト需要が高まる時期(母の日、父の日、クリスマスなど)
・新商品発売直後の認知拡大期
逆に、需要の少ない閑散期に高額な広告を出稿しても、費用対効果が低くなる可能性があります。
魅力的なクリエイティブの作成
ディスプレイ広告のクリエイティブは、広告効果を左右する最も重要な要素です。
▼効果的なクリエイティブの要素
・一目で内容が分かる明確なメッセージ
・視認性の高い配色とデザイン
・魅力的な商品画像や使用シーン
・具体的なベネフィット(「〇%OFF」「送料無料」「レビュー4.8」など)
・強力なコールトゥアクション(「今すぐチェック」「期間限定」など)
・ブランドロゴの効果的な配置
複数のクリエイティブ案を作成し、社内で比較検討することをお勧めします。
十分な在庫確保
ディスプレイ広告により膨大なトラフィックが流入するため、想定以上に商品が売れる可能性があります。
在庫切れが発生すると、せっかくの広告費が無駄になるだけでなく、顧客に失望感を与えてしまいます。
掲載期間中の予想販売数を保守的に見積もった上で、十分な余裕を持った在庫を確保することが極めて重要です。
商品ページの最適化
ディスプレイ広告で大量の顧客を商品ページに誘導しても、商品ページが魅力的でなければ購入につながりません。
広告掲載前に、商品ページのすべての要素(商品名、画像、説明文、価格、レビューなど)を徹底的に最適化することが必要です。
特に、広告で訴求したベネフィットや特徴が、商品ページでも明確に説明されていることを確認します。
ランディングページの検討
通常の商品ページではなく、広告専用のランディングページ(特集ページ)を作成することも効果的です。
▼ランディングページのメリット
・広告のメッセージと完全に一致したページ構成
・複数商品をまとめて訴求できる ・ストーリー性のある訴求が可能
・コンバージョンに最適化されたデザイン
ただし、ランディングページの制作には時間とコストがかかるため、予算と効果を天秤にかけて判断します。
クーポンやポイントアップとの連動
ディスプレイ広告での訴求を強化するため、魅力的なクーポンやポイントアップ施策と連動させることが効果的です。
「広告掲載期間限定〇%OFFクーポン」「ポイント10倍」などの特典を用意することで、クリック率とコンバージョン率が向上します。
他の広告メニューとの統合戦略
ディスプレイ広告単独ではなく、他の広告メニューと組み合わせることで、相乗効果を生み出せます。
▼効果的な組み合わせ
・ディスプレイ広告で大規模な認知拡大を行い、RPP広告で検索中の顧客を確実に獲得
・ディスプレイ広告で店舗に誘導し、TDA広告でリターゲティング
・ディスプレイ広告とCA広告を同時に展開し、クーポンの訴求を強化
各広告メニューの役割を明確にし、統合的な戦略を構築することが重要です。
効果測定と次回への活用
掲載後のパフォーマンスデータを詳細に分析し、次回の広告出稿時の改善に活かします。
▼分析すべきポイント
・クリック率:クリエイティブの訴求力の評価
・コンバージョン率:商品ページの品質の評価
・売上:全体的な費用対効果の評価
・新規顧客獲得数:ブランド認知拡大効果の評価
効果が低かった場合、クリエイティブ、商品ページ、価格設定、掲載タイミングなど、どこに問題があったのかを特定します。
楽天ディスプレイ広告の注意点
楽天ディスプレイ広告は強力なツールですが、注意すべき点もあります。
高額な広告費
ディスプレイ広告は数十万円〜数百万円の高額な広告費が必要であり、中小規模の店舗には参入障壁が高い場合があります。
広告費に見合った売上と利益が見込めるか、慎重に試算することが極めて重要です。
ROI(投資収益率)を事前に計算し、利益が確保できる見込みがある場合のみ実施すべきです。
直接的な売上への転換率
ディスプレイ広告は「認知拡大」を主目的としており、RPP広告やCA広告と比較すると、直接的な売上への転換率は低い傾向があります。
短期的なROIだけでなく、中長期的なブランド認知度向上やリピート購入などの効果も考慮した評価が必要です。
掲載枠の競争
人気の広告枠(特にイベント期間中のトップページ)は競争が激しく、希望の時期に掲載できない可能性があります。
早期の予約(数ヶ月前)が必要であり、計画的な準備が求められます。
クリエイティブの品質依存
広告効果は、クリエイティブの品質に大きく左右されます。
魅力的でないクリエイティブでは、せっかくの露出も無駄になってしまう可能性があります。
プロのデザイナーに依頼するなど、クリエイティブの品質には十分な投資が必要です。
まとめ
楽天ディスプレイ広告は、楽天市場の最もプレミアムな広告枠に掲載され、短期間で膨大な露出とトラフィックを獲得できる強力な広告ツールです。
新商品やブランドの大規模な認知拡大、楽天スーパーセールなどのイベント期間中の売上最大化、季節商品のプロモーションなどに極めて効果的です。
重要なのは、戦略的なタイミングの選択、魅力的なクリエイティブの作成、十分な在庫確保、そして商品ページの最適化です。
数十万円〜数百万円という高額な広告費が必要なため、ROIを慎重に試算し、利益が確保できる見込みがある場合のみ実施すべきです。
他の広告メニュー(RPP広告、CA広告、TDA広告)と組み合わせた統合的な戦略により、認知から購買までのカスタマージャーニー全体をカバーできます。
自社での判断が困難な場合は、豊富な実績を持つ専門サービスの活用も有効な選択肢です。
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楽天ディスプレイ広告や大規模なブランドマーケティングでお困りの店舗様は、ぜひお気軽にご相談ください。