2026.07.27

Amazonの倉庫一覧【2026年最新】FBA納品先の住所・固定ルールを解説

アマゾンFBAを利用してEC事業を展開する出品者にとって、商品の納品先となる物流倉庫の所在地や、納品ルールを正確に把握することは運営の基本です。
日本全国に広がるAmazonの巨大な物流ネットワークを理解することで、より効率的な在庫管理と配送計画が可能になります。
この記事では、2026年時点の最新情報に基づき、全国の倉庫一覧や納品先が決定する仕組み、そして納品先を固定する方法について詳しく解説します。

Amazonの物流拠点(倉庫)は主に2種類に分けられる

アマゾンの巨大な物流ネットワークを支える倉庫には、機能によって主に2つの種類が存在します。
一つは、出品者から納品された商品の保管から梱包、発送までを一手に担う「フルフィルメントセンター(FC)」。
もう一つは、お客様への最終的なお届け、いわゆるラストワンマイル配達を受け持つ「デリバリーステーション(DS)」です。

これら2種類の拠点が連携することで、迅速かつ効率的な配送システムが成り立っています。

商品の保管・発送を担う「フルフィルメントセンター(FC)」

フルフィルメントセンター(FC)は、Amazonの物流サービス「FBA(フルフィルメントbyAmazon)」の中核をなす拠点です。
出品者から納品された商品はここで受け入れられ、検品後に広大な倉庫スペースに保管されます。
注文が入ると、ロボットやスタッフによって商品がピッキングされ、梱包作業を経て、お客様のもとへ向けて発送されます。

この一連の仕組みにより、出品者は在庫管理から発送業務までをAmazonに委託でき、ビジネスの拡大に集中することが可能です。
Amazonでの在庫管理については「Amazon在庫管理のコツ」で詳しく紹介しています。

ラストワンマイルの配達を担う「デリバリーステーション(DS)」

デリバリーステーション(DS)は、お客様に商品を届ける最終工程である「ラストワンマイル」を専門に担う配送拠点です。
フルフィルメントセンター(FC)から発送された荷物は一度DSに集められ、配送エリアごとに効率的に仕分けられます。

その後、AmazonFlexのドライバーを含む配送パートナーによって、各家庭や企業へ迅速に配達されます。
DSの全国的な配置が、注文から手元に届くまでの時間を大幅に短縮する上で重要な役割を果たしています。

【2026年最新】Amazonのフルフィルメントセンター(FC)一覧

AmazonFBAを利用する出品者の納品先となるフルフィルメントセンター(FC)は、日本の各地に設置されています。
在庫の分散や購入者への迅速な配送を実現するため、その数は年々増加傾向にあります。
ここでは、2026年時点で稼働している全国のFCをエリア別に紹介します。

納品プラン作成時に指定される可能性があるため、自社の拠点に近いFCの場所を把握しておくと良いでしょう。

北海道・東北エリアのFC

北海道・東北エリアでは、お客様への配送スピード向上のため、物流網の強化が進められています。
北海道では札幌市や恵庭市にFCが設置されており、道内および近隣エリアへの供給を担っています。

また、東北地方では宮城県の仙台市や名取市、山形県の天童市などに拠点を構え、地域に密着した物流サービスを展開しています。

関東エリアのFC

関東エリアは、日本の人口が集中していることから、最も多くのフルフィルメントセンターが設置されている地域です。
特に千葉県の市川市・流山市・野田市、神奈川県の小田原市・川崎市・横浜市、埼玉県の川越市・川口市・久喜市、東京都の八王子市、茨城県のつくば市、群馬県の太田市などに大規模な拠点が集中しています。

平和島などの物流集積地に近い場所にも拠点を構え、迅速な配送網を構築しています。

中部エリアのFC

中部エリアでは、日本の中心に位置する地理的利点を活かし、広域をカバーする物流拠点が置かれています。
愛知県の常滑市、岐阜県の多治見市、静岡県の富士市、三重県の津市などにFCが存在します。
これらの拠点は、関東と関西を結ぶ重要な中継点としての役割も担っており、日本の東西へのスムーズな商品供給を支えています。

近畿エリアのFC

近畿エリアでは、西日本の物流を支える重要なFCが複数稼働しています。
大阪府の茨木市・堺市・大東市・藤井寺市、兵庫県の尼崎市・神戸市、京都府の京田辺市、滋賀県の湖南市などに拠点が点在します。
これらのFCは、関西圏の膨大な注文に迅速に対応するとともに、中国・四国地方への供給拠点としても機能しています。

中国・四国エリアのFC

中国・四国エリアでは、地域のお客様へのサービス向上のため、物流拠点の整備が進んでいます。
岡山県総社市や広島県東広島市などにFCが設置され、エリア内の配送リードタイム短縮に貢献しています。
これにより、以前は関西エリアから配送されていた地域にも、より迅速に商品が届けられる体制が整いつつあります。

九州・沖縄エリアのFC

九州・沖縄エリアの物流は、佐賀県基山町や福岡県小郡市、熊本県益城町などにあるFCが中心となって支えています。
これらの拠点は九州全域への商品供給を担い、お客様への迅速な配送を実現しています。
特にアジアの玄関口としての地理的特性を活かし、今後のさらなる物流網の強化が期待されるエリアです。

Amazon FBAの納品先倉庫(FC)はどのように決まるのか

FBAを利用する出品者が商品を納品する際、その送り先となるFCを自分で選ぶことは基本的にできません。
Amazonが持つ膨大なデータとアルゴリズムに基づき、最適な倉庫が自動的に割り当てられる仕組みになっています。
この自動割り当ては、Amazonの物流ネットワーク全体の効率を最大化し、購入者へより早く商品を届けるために不可欠なものです。

納品プラン作成時にAmazonが最適な倉庫を自動で割り当てる

FBAの納品先は、出品者がセラーセントラルで「納品プラン」を作成する過程で決定されます。
出品者が納品したい商品と数量を登録すると、Amazonのシステムがそれを分析します。
そして、全国のFCの在庫状況、商品の販売予測、購入者の居住エリアの分布、配送効率などを総合的に判断し、最も合理的とされる1つまたは複数のFCを納品先として自動的に指定します。

取り扱う商品のサイズやカテゴリーによって納品先は異なる

納品先が自動で決まる要因の一つに、商品のサイズやカテゴリーがあります。
商品は「標準サイズ」や「大型サイズ」といった区分で管理されており、それぞれを専門に扱うFCが指定されることが一般的です。
また、アパレル、ジュエリー、食品・飲料といった特定のカテゴリーの商品も、それぞれに適した設備や管理体制を持つ専門の倉庫に割り当てられる傾向があります。

そのため、取り扱う商品の種類によって納品先が変わることがあります。

危険物やアパレルなど専門性の高い商品は特定の倉庫に集約

商品の特性によっては、取り扱いが可能なFCが限定される場合があります。
例えば、引火性の液体やスプレー缶などの「危険物」は、法律に基づいた特別な保管設備を持つFCに集約されます。
同様に、衣類やファッション小物などのアパレル商品は、ハンガーでの保管や写真撮影に適した専用のFCへ納品が指定されることが多く、専門性の高い商品は特定の倉庫で一元管理されています。

FBAの納品先倉庫を希望の場所に固定・変更する方法

FBAを利用する多くの出品者が「自宅から近い倉庫に納品したい」「配送料を抑えるために特定のFCに固定したい」と考えますが、その方法は限定的です。
Amazonの物流システムは全体の最適化を優先するため、出品者の都合で自由に納品先を選ぶことはできません。
しかし、全く方法がないわけではなく、特定の条件下で納品先をある程度コントロールする手段が提供されています。

原則として出品者が自由に納品先を指定することはできない

大前提として、FBAの納品先はAmazonのシステムによって自動的に決定され、出品者が自由に選択・変更することはできません。
これは、全国の在庫を最適に配置し、どこに住んでいる購入者へも迅速かつ低コストで商品を届けるための仕組みです。
特定の倉庫に在庫が偏ることを防ぎ、物流ネットワーク全体の効率を維持するために、この自動割り当ての原則は厳格に運用されています。

有料オプション「FBA納品先指定サービス」でエリアを固定する

原則として納品先は指定できませんが、唯一の例外として有料の「FBA納品先指定サービス」が存在します。
このサービスを利用すると、特定の商品(標準サイズ・アパレル・シューズ・バッグ)の納品先を、指定した特定のFCに固定できます。
メリットは、納品のたびに送り先が変わることを防ぎ、配送コストの見通しを立てやすくする点です。

ただし、大型商品や危険物などは対象外であり、別途サービス利用料が発生します。

【地域別】Amazonのデリバリーステーション(DS)一覧

デリバリーステーション(DS)は、お客様への最終的な配達を担う、日本全国に広がるラストワンマイルの拠点です。
FCから送られてきた荷物を地域ごとに仕分け、迅速にお届けする役割を担っています。

DSの数は年々増加しており、よりきめ細やかな配送網を構築しています。
ここでは、全国のDSをエリア別に紹介します。

北海道・東北エリアのDS

北海道・東北エリアでは、主要都市を中心にDSが配置されています。
北海道では札幌市、旭川市、函館市などに拠点を構え、広大な道内をカバーしています。
東北地方では、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の各県にDSが設置され、それぞれの地域のお客様へ迅速に商品を届ける体制を整えています。

関東エリアのDS

関東エリアは、配送需要が最も高い地域であり、非常に多くのDSが配置されています。
東京都内では江東区、大田区、板橋区、府中市など各所に拠点があり、神奈川県では横浜市や川崎市、埼玉県ではさいたま市や戸田市、千葉県では千葉市や船橋市など、人口密集地を網羅するようにDSが展開されています。
平和島のような物流の要所にも拠点を置き、効率的な配達を実現しています。

中部エリアのDS

中部エリアでは、各県の主要都市にDSが設置されています。
愛知県では名古屋市を中心に、静岡県、岐阜県、三重県、長野県、新潟県、石川県、富山県、福井県に拠点が置かれ、それぞれの地域でのラストワンマイル配送を担っています。
これにより、中部地方全域で安定した配送サービスが提供されています。

近畿エリアのDS

近畿エリアでは、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、滋賀県の各府県にDSが配置されています。
特に大阪市や神戸市、京都市といった大都市圏には複数のDSが設置され、高い配送需要に対応しています。
これらのDSが連携することで、近畿一円のお客様へスピーディーに商品が届けられています。

中国・四国エリアのDS

中国・四国エリアでは、広島県、岡山県、山口県、鳥取県、島根県の中国地方5県と、香川県、徳島県、愛媛県、高知県の四国4県すべてにDSが設置されています。
これにより、各地域に密着した配送網が構築され、都市部だけでなく、これまで配送に時間がかかっていたエリアへも迅速な配達が可能になっています。

九州・沖縄エリアのDS

九州・沖縄エリアでは、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県の九州7県と、沖縄県にDSが配置されています。
各県の主要都市に拠点を置くことで、九州全域と沖縄本島をカバーする配送網を確立し、地域のお客様への利便性向上に貢献しています。

Amazonの倉庫(FC・DS)に関するよくある質問

Amazonの物流拠点であるFCやDSについては、多くのFBA利用者が疑問を抱きます。
特に、納品先の住所はどこで確認するのか、特定の倉庫に固定はできないのか、といった実務的な質問がよく寄せられます。
ここでは、そうした倉庫関連の用語や場所に関するよくある質問について、簡潔に回答します。

FBAの納品先として指定されたAmazon倉庫の住所はどこで確認できますか?

納品先に指定されたFCの詳しい住所は、Amazonセラーセントラル内で納品プランを作成する過程で確認できます。
納品する商品や数量を決定し、「納品を続ける」ボタンを押すと、発送先として倉庫の名称(例:NRT1)と正式な住所が表示されます。
この画面で、配送ラベルの印刷も行えます。

AmazonのFBA納品先倉庫を、自宅から近い場所に固定することは可能ですか?

原則として、出品者が納品先倉庫を自由に指定したり、自宅近くの場所に固定したりすることはできません。
ただし、有料オプションの「FBA納品先指定サービス」を利用すれば、特定のカテゴリーの商品に限り、指定した倉庫に納品先を固定することが可能です。
利用には別途手数料がかかります。

荷物の追跡画面に出てくるAmazonの倉庫名はどの拠点を指していますか?

追跡画面に表示される倉庫の名称は、多くの場合、商品を保管・発送した「フルフィルメントセンター(FC)」か、最終的な配達を行う「デリバリーステーション(DS)」を指します。
「KIX3」のようなコードはFC、「川口DS」のような地名+DSという表記はDSの拠点です。
荷物が今どこにあるのか、大まかな位置を把握する手がかりになります。

まとめ

適切なFBA倉庫の活用やAmazonの物流ネットワークの理解は、出品者にとって配送コストを最適化し、より早く確実にお客様へ商品を届けるための強力な武器となります。

しかし、全国に点在するFCやDSの役割を把握し、自社の扱う商品のサイズや特性に合わせた無駄のない納品計画を立てたり、状況に応じて納品先指定サービスを活用したりと、高度な物流戦略を実際の運用に落とし込むことは、自社だけではハードルが高いと感じられるかもしれません。

もし、複雑なFBAの納品ルールの把握や、配送コストの削減、在庫切れを防ぐための戦略的な納品・在庫管理体制の構築でお悩みの場合は、ぜひ専門家のサポートをご検討ください。

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